物理ベース
レンダリング

ダイナミック PBR テクスチャ編集・カスタムインプット・外観エディタ

Character Creator は業界標準のPBRシェーダのためのアップデートされたビジュアルを備えておりますので、ユーザの皆様は Substance Painter や 3D Coat、または Quixel といった 3D ペイントツールで作られた PBR テクスチャをインポートすることができます。今や皆様の Character Creator のアセットを、同じ PBR のビジュアル品質で iClone、Unreal、Unity また、Sketchfab にエクスポートすることができます。

更に、アピアランスエディタと真新しい PBR ベースのダイナミック テクスチャ ジェネレータを導入しましたので、ユーザの皆様はメタル、ウッド、レザー、そしてファブリックにわたり、充実した手続き型のオーサリングができます。ーまさにビジュアルリアリズムの新局面です。 以前からお持ちの非 PBR コンテンツのために、CC はレガシーコンテンツで PBR レンダリングをさせるための各種の方法をご提案いたします。 皆様には、より古い全てのアセットに対してビジュアル面のアップグレードが提供されていることがお分かりになると思います。

ダイナミック PBR テクスチャ編集

レザーマテリアルの生成

レザーの種類

牛、ワニ革、他の種類といったベースレザーのパターンの中から選択し、本格的なレザー作品に改造しましょう。

ワニ

経年と風化

エッジ磨耗、しわ、折り目、かき傷、そして砂などを使って、レザーをもっとリアルなものにしましょう。

バリエーション

スクラッチ

折り目

カスタムマルチマテリアル デザイン

カラー ID マップを使い、異なるマテリアルの配置を定義し、コントラストを付けたり見えなくして完成させ、デザインに更なるバリエーションをつけます。

ウッドマテリアルの生成

カスタムウッドマテリアル

色々なカラーも使い、カスタムストレイン、歪、板目、腐った効果を結合してウッドプロダクトを自由に定義しましょう。

メープル

チェリー

スモーク

経年と風化

ウッドマテリアルに塗装の剥れ、切り傷、スクラッチ、ノーマルデプスとエッジ磨耗を加えて、ラフでオーセンティックなルックにしましょう。

腐朽

塗装の剥れ

切断

マルチマテリアルと塗装作業

ウッドを砂で磨き、ワニスコーティングをして、マテリアルが結合した光景を作りましょう。そして、プレイドやデカールツールを使ってパターンやマークを加えます。(透明 PNG)

メタリックマテリアルの生成

メタルの種類

ピュア、ファセット、ドット、チェインメール、または、プレートメールといった事前に定義されたメタルタイプからメタル作業を始めましょう。 タイリングの大きさを変更するか、独自のイメージを読み込んでパターンを定義します。

ファセット(カット)

スケイルアーマー(鎧の一種)

チェーンメール

サビとすりむけ

メタルを酸化させ、その本来の姿を明らかにしましょう。本当にラフで薄汚れた表面になるように、表面に擦り傷、しみ、または、くぼみのゴミを付加することができます。

サビ(錆)

すりむけ

汚れとペイントメタル

マルチプルメタルタイプを結合してコントラストをつけましょう。ペイントマークを消したり、ホコリを表面のトップに集めて、更にリアリスティックに見せましょう。

ファブリックマテリアルの生成

ファブリック タイプ

コットン、デニム、リネン、ライクラ(ポリウレタン), ナイロン、そして、ウールの様な、事前に定義したガーメントタイプからファブリックを作って下さい。タイルのスケールを変えても良いし、特定のパターンを定義するために、ご自分のイメージをロードしても良いです。

リネン

ナイロン

デニム

経年と風化

お作りの服装が本当に生き生きとした現実のものに見えるように、ホコリ、汚れ、シミ、そして、エッジの磨耗を追加して下さい。

ホコリ

汚れ

シミ

マルチマテリアルデザインをカスタム化

例えば、襟の中のレザー、グラフックパターンでタイルされたボディの主要部分、あるいは、デカールロゴを縫い付けた胸部、といった異なるパーツに対しては、カラー ID マップを使って衣類を決めます。

テクスチャインプットとマルチーマテリアルデザインをカスタム化

インプットマップ (Input Maps) 機能を使ってお持ちのテクスチャをロードし、マテリアルデザインを自由に完成させ、また、カスタムのプロシージャルエフェクト用には、カラー ID マップをロードして、マテリアルアロケーション、カスタムロゴ用のデカールマップ、カスタムにタイルしたパターン用のパターンマップ、そして、エフェクトマップを定義して下さい。

非 PBR コンテンツから PBR ビジュアルへのコンバート

トラディショナルシェーダの完全着衣のキャラクターから PBR シェーダに即刻コンバートするか、あるいは、選択したオブジェクトやマテリアルの作業をしてから個別に変換するか、どちらでも可能です。(すなわち、Character Creator は伝統的なスペキュラマップをラフなメタリックのマップに自動的に変えることができます。)

直感的な UI デザイン

PBR 編集と向上したカラー調整インターフェース

新しいカラー調整インターフェースは、全てのカラー調整パラメータを一つのポップアップパネルに統合してありますので、ターゲットのマテリアルをマルチ選択したり、希望のテクスチャ チャンネル上をクリックして、それらを即座に修正することができます。 この同じインターフェースは、柔らかさとイメージの反転はもとより、PBR の粗さとメタリック テクスチャの調整改善に効果的に役立ちます。

PBR アピアランスエディタ

調整オプションの長いリストに替わり、新しいCharacter Creator 2.0 PBR のアピアランス エディタは、そのインターフェースを階層リストにまとめましたので、シーンツリー構造を介して容易に目的のチャンネルにアクセスすることが可能となりました。 非 PBR クロスアセットをロードすると、このエディタが全メッシュデータを自動的にトランスファーし、プロシージャルにマテリアル処理を行います。このエディタはまた、お手持ちのカスタムテクスチャに、傷や磨耗といった効果を直接、階層化いたします。

PBR サブスタンスの UI 構造

IBL からのリアリスティックレンダリング

イメージベースドライティング (IBL) により、今、皆様のキャラクターを自然なライティングで輝かせることが可能です。環境ライブラリーにより、異なる IBL 効果の切替ができます。また、皆様がお持ちのハイダイナミックレンジイメージ (HDRi)を EXR 、または、HDR フォーマットでロードすることができます。より自然な DOF (被写界深度) ビュー経験ができるように空の背景を和らげることもできます。IBL を天球に同期させ、IBL のビュー角度を変え、もしくは、背景の色を変更し、一旦、別のライトスキームを作ります。

チュートリアルをご覧下さい: ライティングとシャドウ入門