モーションディレクタ

モーションディレクタシステムは、ゲームプレイのコントロール操作でキャラクターを動かし、モーショントリガーやダイナミックカメラを適用することが可能、リアルタイムなシーン演出をもたらします。

ゲームライクなアクターコントロール

NPC の AI アニメーション

カメラスイッチ

マクロレコーダー

動作の拡張

サーフェスへの対応

サーフェスへの対応   v8.1 新機能

ゲームライクなキャラクターコントロール

モーションディレクタで駆動されたキャラクターは、マウス、キーボードのホットキー、あるいはゲームパッドによる操作が可能です。

マウス & キーボード

マウスとキーボードを使用する場合、以下のようにキャラクターを操作します:

  • [Alt] キーを押しながら様々なウェイポイントに向かってキャラクターを動かしたり、あるいはマウスの左/右ボタンをクリックして、絶対的なウェイポイントへの移動が可能です。
  • WASD のホットキー操作によってキャラクターを歩き回らせることができます。

ゲームパッド

iClone で最も楽しくキャラクターを操作できる方法は、ゲームコントローラーです。

  • スムーズな方向転換と、シームレスなモーション遷移。
  • 対応するゲームパッド機器は、Xbox One、PlayStation、その他のダイレクト入力です。

カスタムホットキー & トリガーアクション

キャラクターを移動させる以外にも、ホットキーマネージャにホットキーを設定することで、キーボードやゲームパッドを使ってキャラクターが特定のアクションを行うトリガーを登録することができます。

iClone の物理エンジンと組み合わせる

モーションディレクター用の Athletic Run パックを iClone の物理演算と組み合わせることで、サッカーゲームのシミュレーションを作成できます。


チュートリアルを見る >

NPC の AI アニメーション

パスモード

Control On Path と Auto Path のモードでは、対象となる経路を指定し、経路上のどこから動作を開始するかや、停止/歩行/速度変更の比率などの関連設定を調整することができます。

ゾーンモード

パスモードと同様に、ターゲットゾーンを指定し、指定したゾーン内を移動するキャラクターの動作をアクション設定で調整することができます。

オブジェクトに追従

追従モードでは、キャラクターが自動的にキャラクターやプロップを追跡することができます。位置や時間オフセットを調整することで、より自然な追従動作が得られます。

ライブカメラスイッチ

ランタイム中の各カメラにホットキーを割り当てるだけで、片手でモーションを操作しながら、もう片方の手でカメラビューを切り替えることができます。ゲームパッドユーザーは、ゲームコントローラー設定を利用すればカメラビュー設定時にジョイスティックのセンサー感度を調整することができます。

9 つのカメラビュー

  • フリーカメラは、群衆を遠くから観察するのに適したプレビューカメラです。
  • フルショット、クローズアップ、 俯瞰視点ビューはフォローカメラです。キャラクターを追跡するために割り当てることができます。
  • さらに 5 つのカスタムフォローカメラビューをコントロールセンターで設定することができます。

マクロシーケンサー

マクロデータ

モーションディレクターを使用するたびに、選択されたキャラクターの制御シーケンスがレコードされます。イベントデータのサイズは小さく、保存してマクロリプレイを行うことができます。

マクロリプレイ制御

アクターをどこに配置してもマクロリプレイを使用していくつかのマクロセグメントの履歴をつなぎ合わせれば、キーストロークやコントローライベントをシミュレートして、新しい位置と角度から正確にアニメーションさせることができます。

タイムラインへの記録

キャラクターのモーションやカメラビューをランタイム中にコントロールする方法を学んだら、モーションディレクターで作成したクリップを iClone のタイムラインに配置して出力できるようにしましょう。ここではタイムラインに記録する方法を 3 つご紹介します:

1. モーションの記録

クリックすることで各キャラクタごとに記録が可能になります

2. マクロデータ記録

タイムラインに直接マクロデータクリップを作成することができます。リプレイシーケンスを記録する必要はありません。

3. カメラ記録

「カメラに記録」チェックボックスをオンにすると、カメラの動きが選択したカメラとそのタイムラインに記録されます。

スーパーリアルなモーション実現のために

iClone で作成した 3D キャラクターのモーションディレクターアニメーションは、Reallusion の 「楽しみながらクリエイトする」という哲学を進化させたものです。我が社はジョージア州立大学クリエティブメディア産業研究所の優秀なチームと協力して GSU バスケットボールアリーナを巨大なモーションキャプチャー施設へと変換し、iClone モーションディレクターに搭載されているデータのキャプチャを行いました。 様々なルートやターンを設定した一連のウォーキング、ジョギング、ランニングを行い、これらの動きから我々のインタラクティブ AI トランジションテクノロジーを利用して AI 駆動のカジュアルランやアスレチックランのモーションセットを生成しました。

サーフェスへの対応

地形の高度に対応

  • キャラクターの動作は地面の高度に反応して変化します。
  • 地面の高度を自動検知して、足裏を地上に接地。
  • 選択したキャラクターに対して MD コントロール設定の「表面にスナップ」を有効にすることにより、全ての MD コントロールモード (ウェイポイント、キーボード、ゲームコントローラー、パス、ゾーン、オートフォロー)がサポートされます。

サーフェスセンサーの詳細設定

  • 高さ、ダンピング、タイミングなどのセンサーファクターを変更・調整して、サーフェスに対する理想的な反応結果を得ることができます。
  • 個々のキャラクターに個別に適用することも、すべてのキャラクターに適用することも可能です。

昇段 / 降段リミット

キャラクターが現在の地面からより高い/低い目標面に到達するまでの移動高度を設定します。

トランスポーズ・ダンピング

ダンピングの強さを調整することによって、高度変化を伴いながら移動するキャラクターの振動を軽減したり、滑らかにしたりすることができます。

予測入力機能

Define the prediction表面感知の予測時間を定義することによって、移動中のキャラクターの高度変化を早めに反映させることができます。

ディスプレイスメント地形にも対応

ディスプレイスメントテクスチャで生成された凹凸のあるメッシュに対しても動作します。

UE Live Link でターゲットシーンに接続

iClone/CC アニメーションは iClone Unreal Live Link を介して UE シーンに適応します。

ご注意:水面と SpeedTree には対応していません。

動作の拡張

モーションディレクターは、AI でコントロールされた動作をユーザーが自由に拡張できるように設計されており、以下のような構成になっています。我が社は今後もプロのモーキャップスタジオと連携して様々なスタイルやテーマの拡張を行い、将来に渡ってユーザーカスタマイズの可能性を広げていきます。

以下機能を試すことをお勧めします。

  • 男性と女性向けの カジュアルムーブには、よく使われるアイドリング、パフォーマンス、ウォーキング、ジョギングが含まれます。チュートリアル
  • モーション拡張として、Athletic Run パックは、通常のカジュアルな動きに加えて、スポーティなダッシュとランニングスタイルを追加します。チュートリアル

MD アクションライブラリからドラッグアンド・ドロップするだけで、簡単に新しい動きをキャラクターに適用できます。さらに、トーク、ダンス、ソーシャルインタラクションなど、MD モーションを続々と追加します。

モーションディレクタのインターフェース

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